インデックス投資の「取り崩し」 vs. 配当金投資

インデックス投資は、「長期的に積み立てて、資産を増やすもの」ですが、
一方で「資産を取り崩す」というアプローチも定番戦略の一つのようです。

例えば年率6%で成長する期待がある場合、そのうち4%分を毎年売却して現金化する方法です。理論上は、資産が成長する分だけを取り崩すため、元本が減らないどころか、少しずつ増えていく可能性すらあります。

この取り崩したお金は配当金と似ており、自分自身で「配当金を作り出す」ようなものです。それでも私は、下記の理由から配当金投資を主軸にしようと思います。

1. 心理的ストレスが想像以上に大きい
インデックス投資の取り崩しは、理屈の上では非常に魅力的です。
しかし、株価は毎年一定のペースで上がるわけではありません。

    市場が低迷し、基準価格が下がった時にも売却しなければなりません。
    資産が減っていくのを目の当たりにしながら、さらに自らの手で売却するという行動は、メンタルに大きな負担がかかります。

    一方、株価の変動に左右されにくいという安心感があります。減配のリスクもあるのですが、株価が下がっている時でも入金があるのは、精神的な安定につながります。

    2. そもそも積立と取り崩しを同時にやる意味はあるの?
    私は今、少しずつ投資を積み立てている段階です。
    「毎月2万円を積み立てながら、1万円を取り崩す」という状況では、せっかく積み立てた資産の一部をすぐに手放してしまいます。
    資産形成のスピードを自ら遅らせてしまうことになり、本末転倒です。

    3. 配当金の「成長」がモチベーションになる
    これは個人的な理由ですが、銘柄が増えてきたり、企業の成長に伴って増配されたりすると、徐々に配当金の総額が増えてきます。
    目に見える形で「不労所得」が育っていくのを見ることができるのは、配当金投資ならではの醍醐味ではないでしょうか。

    インデックスの取り崩しは理屈では強いのですが、なかなか合理的に行動できる方は少ないのではないでしょうか・・?
    取り崩しは、資産形成がある程度終わった段階で考えようかなと思っています。

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