今回は、高配当株投資を始める前にぜひ知っておいてほしい、注意すべきデメリットについて触れていきます!
- デメリット1:株価の急上昇はあまり期待できないかも
高配当銘柄の多くは、すでに安定した「成熟企業」が中心です。そのため、新規事業で急成長したり、テクノロジーの進化で市場を席巻したりするような企業に比べると、株価が急激に何倍にも跳ね上がる(キャピタルゲインを得る)ケースは少ないのが現実です。
高配当株投資は、株を売って利益を得るよりも、株を持ち続けることで得られる配当金をメインの収入源とします。「株価がぐんぐん上がって、売却益で一気に大儲けしたい!」と考えている方には、物足りなく感じるかもしれません。
- デメリット2:減配や無配になる可能性もゼロじゃない
会社も生き物なので、常に順風満帆とは限りません。業績が悪化したり、大きな損失が出たりすると、これまで払っていた配当金が減ったり(減配)、最悪の場合、配当金が一切出なくなったり(無配)する可能性もあります…。これは高配当株投資における大きなリスクの一つです。
- デメリット3:税金で手取りが減ってしまう
高配当株から得られる配当金は、残念ながらまるまる手元に残るわけではありません。日本では、配当金に対して約20%の税金がかかります。たとえば、1万円の配当金が入ってきても、実際に使えるのは約8,000円になる、ということです。
- デメリット4:高すぎる利回りには「罠」があるかも
「配当利回り10%超え!」と聞くと魅力的に感じるかもしれません。しかし、極端に配当利回りが高い銘柄には注意が必要です。なぜなら、その高すぎる利回りが、無理な配当の結果である可能性があるからです。
タコ足配当とは、会社が利益を出していないのに、貯めていたお金を取り崩したり、借金をしてまで配当を出すことを指します。このような無理な配当を続けている会社は財務状況が悪化し、将来的に減配や無配になるリスクが非常に高いです。最悪の場合、倒産してしまうかもしれません。
まとめ:今回は、高配当株投資の主なデメリットをご紹介しました。どんな投資にもメリットとデメリットはありますが、これらを事前に理解し、適切な対策を取ることで、リスクを抑えながら高配当株投資の恩恵を最大限に享受できます。
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